映画「木樵」への思いを語り合う宮﨑政記監督(右)と益田祐美子プロデューサー=東京都千代田区、アキバシアター

 飛騨の山と生きる男たちに密着したドキュメンタリー映画「木樵(きこり)」の応援団結成イベントが東京都千代田区のアキバシアターで開かれた。岐阜県下呂市出身の宮﨑政記監督のトークショーなどがあり、関係者が10月の公開に向けてムードを盛り上げていこうと誓った。

 作品は、きこりの仕事で生計を立てている高山市滝町の面家一男さんと弟の瀧根清司さん、その家族や弟子たちの日常を追ったドキュメンタリー映画。郡上市在住の俳優近藤正臣さんがナレーションを担当する。昨年10月に完成し11月に高山市で上映された。現在は全国公開に向けて追加撮影を進めており、今年10月に岐阜や東京などで公開される。

 結成イベントでは、宮﨑監督と益田祐美子プロデューサーが飛騨弁で作品への思いを語り合ったほか、テーマ曲「久遠」を手掛けた秋田県の音楽クリエーター日景健貴さんが楽曲を披露した。宮﨑監督は「日本人のアイデンティティーは山にあると思う。感染症や戦争などで世界は混乱の中にあるが、この映画を通じて原点に返り自分自身を確かめてほしい」と話した。