日米両政府は28日、幅広い産業に欠かせないレアアース(希土類)などの供給確保と、関税合意で約束した巨額投資の着実な履行に向けた二つの文書に署名した。高市早苗首相とトランプ大統領が東京・元赤坂の迎賓館で署名式に臨んだ。
レアアースでの協力は、市場で圧倒的な地位を占める中国への依存から脱却する狙い。採掘や加工を含む強靱なサプライチェーン(供給網)を協力して確立したい考え。米国はオーストラリアや東南アジア各国との連携も相次ぎ発表している。
関税合意に関する文書では、5500億ドル(84兆円)の巨額の対米投資の実現を約束した。「偉大な合意の実施に向けた強い決意を確認した」と記した。(共同)







