ZEB認証を取得したVドラッグ浄心店=名古屋市西区
店舗の屋根に設置された自家消費型太陽光発電システム=同

 バローグループでドラッグストア「Vドラッグ」を展開する中部薬品(岐阜県多治見市高根町、高巣基彦社長)は、省エネや太陽光発電などで年間のエネルギー消費を実質ゼロにする「ZEB(ゼブ)認証」の店舗出店に乗り出した。3月に名古屋市に浄心店をオープンし、今月中旬には2店舗目を開く。ドラッグストアでZEB認証を取得するのは全国初という。

 ZEB認証は、快適な室内環境を確保しながら、省エネと太陽光発電などエネルギーをつくる創エネの設備で、石油など自然界から得られる1次エネルギー消費をゼロにする建物を第三者機関が認証する制度。

 浄心店は高断熱の外壁や、既存店舗よりも高効率の空調、照明、換気、変圧器を導入。123キロワットの自家消費型太陽光発電システムも設置した。省エネと創エネにより、基準のエネルギー量に対し104%の削減率を達成。設備導入は、ダイキンエアテクノ(東京)の協力で行った。

 カーボンニュートラルや国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進するとともに、停電時も営業可能な災害対策店舗として地域貢献を目指す。ZEB認証に加えて、来年3月までに新店、既存店を合わせた15店舗に太陽光パネルの設置も進める。山田雄平執行役員開発本部長は「ZEBの注目度は今後さらに高まる。積極的に省エネ設備への投資を進めていきたい」と話している。