【ニューヨーク共同】米ニューヨークでアダムズ市長の任期満了に伴う市長選が4日投開票される。民主党候補の左派ゾーラン・マムダニ氏(34)が社会主義的な政策による物価高の抑制を掲げて優勢を保つ。若者や労働者を中心に支持を集めており、勝利すれば来年の中間選挙に向けた民主党の戦略に影響を与えそうだ。
民主党内には過度にリベラルな政策が無党派層の離反を招き、昨年の大統領選での惨敗につながったとの指摘があり、党内の亀裂が深まる可能性もある。共和党のトランプ大統領はマムダニ氏を「共産主義者」と呼び、過激な急進左派として敵視している。
第3政党候補として出馬するアンドルー・クオモ前ニューヨーク州知事(67)が実績をアピールして追走。民主党出身の現職アダムズ氏は汚職疑惑とトランプ政権への接近で支持を失って選挙戦から撤退し、クオモ氏の支援を表明した。
マムダニ氏は支持率でクオモ氏に10ポイント以上の差をつけてきたが、調査会社アトラスインテルの10月25〜30日の調査では6・6ポイント差だった。









