最新兵器の開発者に対する国家勲章授与式典で演説するロシアのプーチン大統領=4日、モスクワ・クレムリン(ロシア大統領府提供・タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は4日、ロシア独自の最新兵器として相次いで実験成功を発表した超長射程の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベスニク」と、核弾頭を搭載できる新型原子力魚雷「ポセイドン」の開発者らに国家勲章を授与した。大統領府が式典の映像を発表したが、受章者の顔などは明かされなかった。

 プーチン氏は式典のあいさつで「ブレベスニクの飛行距離は世界のどのミサイルシステムも上回り、事前に計算された時間に標的を攻撃する精度も兼ね備えている」と強調。原動力となる超小型原子炉の起動には数秒しかかからず、通常の原子炉のように数時間や1日も要しないと主張した。