初競りにかけられるサクラエビを品定めする仲買人ら=5日早朝、静岡市の由比漁港
 初競りで競り落とされ、トラックに積み込まれるサクラエビ=5日早朝、静岡市の由比漁港

 国内で静岡県の駿河湾のみで水揚げされるサクラエビの秋漁が解禁され、静岡市清水区の由比漁港で5日、初競りが行われた。初日の水揚げは約2・3トンで、昨秋と同じだった。近年は、漁獲量の減少が続いている。

 水揚げされたサクラエビのサイズは例年より小さかったという。夏場の水温が高かったことで、成長が遅れたとみられる。当初、初競りは先月30日を予定していたが、天候不良を理由に延期していた。

 例年、春と秋に行われる駿河湾のサクラエビ漁は、2018年春から不漁が続き、自主規制しながら操業してきた。今年の秋漁は12月24日までの予定。