部品製造に必要な金型を下請け業者に無償で保管させたなどとして、公正取引委員会は13日、商用車大手の三菱ふそうトラック・バス(川崎市)の下請法違反を認定し、再発防止を求め勧告した。また、納品から60日以内に代金を支払わなかったとして指導した。
公取委によると、同社は昨年3月以降、下請け企業61社に貸与している金型など計5694個を長期間使用する見込みがないのに無償で保管させ、現状確認のための棚卸し作業もさせた。うち21社には既に保管料や人件費の相当額を一部支払った。残りについても今後協議を進める。
また6社に対して昨年、納品されてから60日以内に代金を支払わなかった。






