天井パネルなどが落下したJR名古屋駅の現場=21日午後3時46分

 21日午後2時5分ごろ、JR名古屋駅(名古屋市中村区)の中央コンコースで天井パネルなどが落下し、駅を利用していた50〜60代ぐらいの男性が頭を負傷した。出血したが自力で救急車に乗り、軽傷とみられる。JR東海や中村署が詳しい状況と落下原因を調べている。

 JR東海によると、パネルは長さ3・9メートルのL字形で、高さ約3・2メートルから落ちたとみられる。

 パネルが落下した周辺には規制線が張られ、駅員らが「立ち止まらずに歩いてください」と呼びかけていた。付近を通りかかった名古屋市の中学3年の女子生徒(15)は「自分が事故に遭っていたらと思うと怖い。巻き込まれた人が心配」と不安そうだった。