【台北共同】台湾の頼清徳総統は26日、中国が2027年をめどに台湾の武力統一に向けた軍事力整備を進めていると指摘し、同年と33年の2段階の目標で防衛力を向上させると発表した。8年間で計1兆2500億台湾元(約6兆2千億円)の特別予算を組む。「台湾の盾」と呼ぶ高度な防空システムを整備。中国に対する抑止力を強化する。
頼氏は記者会見を開き、まず27年を目標に台湾軍の能力を高め、33年に全面的な抑止力を持つ防衛体制を確立すると説明した。精密攻撃ミサイルや防空ミサイル、無人機などの導入を進め、米国と共同開発する装備の購入も目指す。






