厚生労働省は28日、薬を処方された患者と保険薬局をつなぐサイトがポイントなどを付与している事例があるとして、対策を検討する考えを明らかにした。厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会の総会で示した。「患者誘引につながる恐れがある」と問題視している。
厚労省の規則は、値引きなどによる調剤の誘引を保険薬局に禁じている。厚労省はポイントの提供なども「制度上ふさわしくない」との考えを示している。
厚労省は、サイトが患者にアンケートを回答させ、謝礼の名目でギフトカードを渡している事例を紹介。謝礼の原資が薬局から受け取った手数料だとして、規則に違反する恐れがあるとした。








