LEDライトに照らされる育苗期のレタス。曇りの日や日没後の数時間も照射し、良品率の向上につなげる=瑞穂市田之上

 農地所有適格法人アグリラボ(岐阜県安八郡神戸町川西)は今月から、発光ダイオード(LED)ライトと太陽光を組み合わせたレタスのハイブリッド栽培を開始した。LEDライトを照射することで、良品率の向上や天候に左右されない安定供給につなげる。収穫期間の短縮により回転効率も高め、年間約1割の売り上げ増加を見込む。

 昨年夏、天候不良で日照時間が少なく、記録的な不作となったことから、約300万円を投じてハウス内に、ピンク色に一部青色が入ったLEDライト500台を導入。今年1月から試験稼働してきた。

 発芽後、約3週間の育苗期のレタスに朝から日没後の数時間、50~60センチの高さから照射。葉が肉厚になり茎が太くなったほか、苗の根が1・5倍の長さに成長して根付きが良くなり、育苗効率が約30%改善した。今後は春、夏季の効果検証を進める。

 児玉浩一社長は「ハイブリッド栽培に加えて、今月からは鮮度を高めるため、根付きの状態での出荷を始めた。今後も試行錯誤を続け、良品率の向上につなげたい」と語った。

 アグリラボは、ユニオン電子工業(同所)のグループ会社で、2017年から瑞穂市内の約5千平方メートルのハウスでフリルレタスなどを水耕栽培。「信長レタス」や「光秀レタス」の商品名で出荷している。