9月末に岐阜南署地域課に配属された、警察官の父を持つ新人警察官の矢島愛実巡査(23)=岐阜市出身=が初手柄を挙げた。「不安よりも『絶対に捕まえてやる』という思いで自然と体が動いていた」と振り返り、「逮捕して終わりではなく、なぜ罪を犯したのか、犯人と向き合う警察官になりたい」と語った。
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10月末、市内の事業所で金属片が盗まれるという事件が発生。先輩署員と現場付近で張り込みをした。11月30日深夜、男が敷地内に入り、金属に手をかける瞬間を認め、現行犯逮捕した。
矢島巡査は「この経験は忘れない。被害者のためにも捕まえられて良かった」と笑顔で語った。
「社会秩序のため、被害者に寄り添い、加害者と向き合う」とやりがいを語り、誇りを持って働く父親の姿を見て、警察官を志すようになった。「教科書通りに行かないことばかり」と矢島巡査。「これからもたくさん経験を積んで学び、父のような警察官になる」と意気込んだ。
(奥澤優芽)










