本年度の高山市景観デザイン賞の入賞作品が決まった。市内の住宅や店舗、工場などが対象の建築物の部では、「タイム技研岐阜高山工場」(国府町蓑輪)が最高位の優秀賞に輝いた。
同賞は、美しい景観と潤いのあるまちづくりを推進しようと、1982年度から周囲の景観と調和の取れた建造物を市が表彰している。本年度は建築物の部に10件、看板やモニュメントなどが対象のサインの部に1件、生け垣や庭園などが対象の緑のある修景の部に1件の応募があった。
タイム技研岐阜高山工場は、設計者アブデザイン、施工者丸仲建設。昭和初期に建てられた駅舎や学校建築の様式を取り入れ、中央に時計やロータリーを配置。周囲の山並みや田園風景とも違和感なく溶け込み、「新たな地域のランドマークとして親しまれることが期待される建築物」との評価を受けた。
(山田雄大)
その他の入賞作品は次の通り。
【建築物】
▽奨励賞 Eat Books(岡本町)スマイル国府薬局(国府町広瀬町)
▽特別賞 飛騨信用組合けやき通り支店(昭和町)
【サイン】
▽奨励賞 会社案内モニュメント(松之木町)
【緑のある修景】
▽奨励賞 タイム技研岐阜高山工場庭園(国府町蓑輪)










