-2025年を振り返って。
24年は苦しい状況が続き、売り上げが落ち込みましたが、25年も主要顧客に対する競合企業の台頭や半導体業界の回復遅れなどによって、前年をわずかに上回る程度の横ばいで推移しました。
-その中で注力したことは。
新分野の顧客獲得に向け、10月に包装産業の展示会に出展しました。食品の製造や包装を行う装置が並ぶ中、当社はボールローラーやスライドガイド、特殊ネジなどの部品を出品。同業他社の出展が少ない中、当社のブースは注目を集め、食品や包装業界の困り事について、ご相談を受けることができました。これまでなかなか直接聞く機会が少なかったユーザーの声を得たことで、企画に有益なヒントを得ることができ、今後の新商品開発につなげていきたいと考えています。
-新規事業の医療器具について。
当社は、長繊維型で高強度を誇るカーボンボルトを活用して、東京慈恵会医科大学と脊椎手術用インプラントの共同開発に取り組んできました。昨年は論文が発表され、従来のチタン製からカーボンファイバーに置き換えるメリットに、海外からも大きな期待が寄せられています。豚を用いた試験でも、非常に良好な結果を得ており、現在は医療器具としての申請を進めているところです。
一方、脳神経外科頭部固定用ヘッドピンについては、昨年10月に認可を取得でき、今年の4月には販売を予定しています。これを受けて医療ISO13485を取得し、本格的な製造に向けて体制を整えました。
-26年の抱負を。
直販体制を強化するため、今年はさらに展示会への出展を積極的に行い、ブランド力向上や新規獲得につなげていきたいと考えています。医療機器開発においても、販売に向けて確実に歩を進めていきます。










