―昨年の振り返りを。
私は、名古屋大学で機械工学専攻の教授を務めた後、昨年4月、校長に着任しました。当校は、ものづくりのプロを育成する厚生労働省所管・国立の工科系大学校で、理論と実践の両面で高度な技術・技能を学べる点が強みです。校内には、最新の工作機械やデジタル設備がそろい、実践技能者の育成を目指す2年間の専門課程と、さらに生産技術・生産管理部門のリーダーを育成する2年間の応用課程で確かな技術力を身につけます。その結果、昨年は若年者ものづくり競技大会「ITネットワークシステム管理」職種にて、学生が全国4位となる敢闘賞に輝きました。今後も、ものづくりの即戦力となれる当校の魅力をさらに発信し、学びの選択肢として認知度向上に努めたいという思いを強くしています。
―地域との連携や貢献について。
当校では、高校卒業者だけでなく社会人を対象に、リスキリングやスキルアップに向けた能力開発セミナーを実施しており、多くの地元企業にも社員教育・研修としてご活用いただいています。また、共同研究などを通じて企業が抱える課題を解決し、競争力強化に寄与しています。
―今年の抱負を。
多くの企業で人材不足が課題となる中、当校はものづくり現場を支える中核人材を継続的に輩出することに尽力してきました。今後は、県内の教育機関とそれぞれの強みを生かしながら連携を強化し、質の高い人材の育成・供給によって、地域産業の発展に貢献していきたいと考えています。
また近年は、AIが急速な発展を遂げ、さまざまな分野で活用が進められています。当校は、AIでは置き換えられない高度な技術・技能を持った人材を育てるとともに、こうしたデジタル技術を駆使しながら、ものづくりをさらに発展させるDX人材の育成に注力してまいります。










