-主力製品については。

 弊社では架線金物をメインに電力、通信、鉄道分野を中心に製品を展開しています。電力会社では2023年度から5カ年計画で送配電の効率化やコストカットを進めるレベニューキャップ制度に取り組んでおり、その一環で弊社製品を選んでいただけるケースが増えてきました。今年から来年に向け伸びてくることが予想されています。

 -好調な分野は。

 電気工事現場の生産性向上の力になりたいとの思いから、毎年複数の新商品を発表しています。19年に発表した「クールワーカー」は、作業服の上にスプレーすると冷感が持続されるもので工事関係者だけでなく、飲食関係、スポーツ関係の方などに使っていただいています。特に昨年は職場における熱中症対策が義務化されたことにより、出荷数は前年比で3割ほど増えました。プロスポーツ団体のグッズに使っていただける機会も増えてきています。また、弊社ではプロゴルファーの時松源藏プロとパートナー契約を結んでいますので一緒にPRするなどしてさらに広めていきたいです。

 -新たに力を入れていることは。

 創業者である祖父が揖斐郡池田町出身で、その縁から揖斐郡には大垣工場と揖斐川工場を設けています。古里とも言える岐阜の力になればと3年ほど前に農業分野に参入しました。微細藻類の代謝物を活用した米国製の土壌微生物活性剤(バイオスティミュラント資材)を使い、池田町内の米農家さまで効果を測定したところ、収穫量が大幅に伸びました。姉妹会社が運営する揖斐川町のゴルフ場「大垣カントリー倶楽部」の芝生にも効果がありました。この活性剤を弊社で製造販売したいと考えており、米国側と調整を続けているところです。近いうちにメイドインイケダ製を売り出し、農作業の効率化や公園の芝生の維持などでお役に立てればと思っています。