―2025年を振り返って。
例年同様、木材へのこだわりを大切にしながら、土木工事から歴史的建造物、一般の家づくりまで手がけてきました。特に建築では文化庁長官表彰を受賞し、文化財を守る技術者を育ててきた取り組みが認められ、うれしさをかみしめています。土木工事では、県土整備部長・県林政部長表彰を受け、さらに国土交通省中部地方整備局管内の工事成績優秀企業に認定されました。各分野で高い評価をいただき、ありがたい1年でした。
―職人の育成に注力されています。
若手は皆「将来は日本一になる」という高い目標を掲げて仕事に向き合っています。市内の工場で加工した部材を全国の現場へ運び、現地の業者と時に意見を交わしながら鍛えられるという厳しい環境です。例えば鎌倉五山(神奈川県鎌倉市)の修復作業を全面的に担い、その一角の建長寺では国重要文化財の仏殿の工事が進んでいます。ここでも宮大工を目指す若手の女性が活躍しています。
―昨年の大きな変化は。
10月に本社を中津川市加子母から千旦林に移しました。主要な工場や倉庫は変わらず加子母にありますが、旧本社は加子母事務所として運用しています。人手不足の時代ですから、アクセスの良い中央線沿いへの移転で、新卒採用の魅力向上につなげたいとの思いがあります。
―26年の意気込みをお願いします。
特に力を入れたいのは、この中津川の地から全国、さらに世界への挑戦です。近隣の東濃地域では、リニア中央新幹線の土木工事が盛んで、社寺建築、公共事業の発注も変わらず数多くいただいています。確かな仕事を通じて、この地域の木材の素晴らしさや、それを扱う大工や左官の仕事を世界に広げていきたいです。地元の木材の魅力を責任を持って世界に発信したいと考えています。










