-2025年を振り返って。

 昨年11月、紙・不織布メーカーから衛生用品メーカーに業態を拡大するための足掛かりとなる岐阜工場(仮称)の新設を発表することができました。一方で原燃料や人件費、運賃などのコストが上昇する中、生産コストの削減や販売価格の修正を進めましたが、事業環境は厳しさを増しております。

 -岐阜工場の生産品目は。

 ユニ・チャームのペットケア商品のOEM(相手先ブランドの生産)を2027年に始めます。この商品には、従前から当社の紙・不織布が採用されており、OEM受託で素材から最終製品までの一貫生産体制が構築でき、商品の競争力強化につながります。今後も加工品メーカーとOEMスキームを構築したいと考えています。

 -今年の戦略、目標は。

 素材メーカーから衛生用品メーカーに業容を拡大させるために、OEMの受託と、自社ブランド「Kireine(キレイネ)」の商品拡販の二つのアプローチを並行して進めます。OEMの受託では、岐阜工場の建設やユニ・チャームプロダクツから当社への生産移管前の準備等への対応などで多忙になりそうです。キレイネは、肌触りや拭きやすさ、水に溶けてトイレに流せるといった当社の不織布の特徴を生かし、医療介護の市場で拡販します。

 -社会貢献活動は。

 ユニ・チャームが展開する、紙おむつの水平リサイクル事業に参画しています。当社は、使用済み紙おむつから再生されたパルプを配合した紙おむつ用原紙を生産する国内唯一のメーカーです。循環型社会の実現に向けて取り組んでいます。

 -今年の抱負を。

 厳しい時こそ、常識を覆す革新的な動きや業界の垣根を越えたパートナーシップが生まれるものです。新たな展開を見いだし、商機につなげていきたいと考えています。