―近年のがんの動向は。
高齢化に伴い、がんの罹患(りかん)率は増加傾向にあります。罹患が多い臓器は、男性では前立腺、大腸、肺、胃、女性では乳房、大腸、肺、胃の順です。男女計の死亡数トップ3は肺、大腸、膵臓で、日本人は一生のうちに2人に1人ががんになるといわれています。しかし、初期のがんは自覚症状がほとんどなく、早期発見するためには定期的ながん検診を受けることが重要です。
なかでも内視鏡検査は、早期発見・治療を通じてがんの進行を防ぐ二次予防として非常に有効で、治療の成功率向上や死亡率低下につながります。現在、早期の胃がんや大腸がんの多くは5年生存率が90%以上です。内視鏡検査も工夫により苦痛も少なく、安心して受けていただけます。
―年間1600件以上の検査をされていますね。
当院は地域のかかりつけ医であると同時に、胃・大腸カメラにも力を入れています。日進月歩の医療において時代に対応した機器を用い診療にあたっております。エコー、CT、レントゲンに加え、4K画質の内視鏡システムや大型モニター、特殊光観察、最新のAI診断支援機能を導入しています。内視鏡検査では、丁寧な観察が何より重要です。AIが全体を客観的に確認することで発見率が向上し、がんの早期診断により予後の改善が期待できます。また、検査効率が高まり、患者さん検査時間の短縮など身体的負担の軽減につながります。
―どのような医院を目指しますか。
患者さん一人一人に寄り添い、健康を長く支えていくことが私たちの使命です。地域の皆さまが気軽に相談できる開かれた医療機関を目指し、予防医療や健康相談に力を入れていきます。今後はオンライン診療やMRI導入など診療体制を充実させ、地域医療機関と連携を強化しながら地域の方々の健康維持に貢献してまいります。










