―昨年はどんな年でしたか。
石灰事業においては、北海道室蘭市に鉄鋼向け生石灰の製造拠点を新たに設け、2月から生産を開始しました。また、これまでベトナムの鉱山で採掘した高純度・高白色石灰石を韓国で粉砕加工していましたが、ベトナムで粉砕し、重質炭酸カルシウムを製造する工場を新設し、現在、早期稼働を目指しています。木材事業では、人口減少で住宅着工戸数が減少する中、オフィスや工場、倉庫など非住宅分野の営業を強化しました。近年、木造の非住宅は注目を集めており、少しずつ成果が見え始めています。
―新たに実現したことは。
不破郡垂井町の工場敷地内に、多文化共生館「SAXIA(サクシア)」が4月に完成しました。当社は、11カ国の社員が国内外で活躍し、ベトナムやミャンマー、韓国にも拠点を有していることから、互いの文化を理解し合う「多文化共生」を一つのキーワードとしてきました。サクシアは、文化の根幹である各国の食を味わえる社員食堂で、館内では食にまつわる展示も行い、五感で文化を知ることができます。さらに、地域の方々にも参加してもらえるイベントも実施しており、地域交流の場になればと考えています。このほか、2024年から大垣東高校のベトナム研修を支援し、多文化共生の大切さを伝えています。
―今後の抱負を。
昨年7月に社長に就任いたしました。私自身も留学や海外赴任の経験から、多文化共生の重要性を感じており、今後も多国籍の社員とともに、ものづくりに邁進(まいしん)していきたいと考えています。また当社は、営利のみを追求せず、徳を磨き、人に貢献する「人間探究」を経営理念としています。歴史に培われてきたものを大切にしながらも、社会の変化に応じた改善に努め、仕事を通してお客さまや地域、そして社会に貢献できる企業を目指してまいります。










