―昨年を振り返ると。

 昨年、創業70周年を迎えましたが、それまでに組織の若返りや業務の効率化を図ることができました。具体的には、旧冷凍自動倉庫と新冷凍自動倉庫を連結したことで、広くシームレスな荷さばきスペースを確保し、効率的な作業動線を構築しました。福岡や仙台の営業拠点を含めた全社員が集まる創業70周年祝賀会を都ホテル岐阜長良川で開きました。その他にも、仕入れ先と鵜飼を見に行く交流会を行うなど社内外のつながりを深めることができました。職場環境では、産休や育休を取得した社員らが男性を含め7人おり、フレキシブルに働ける体制にあります。

 ―商品のPRについては。

 コロナ禍では海外の取引先との交流が途絶えましたが、現在は海外法人を持つ日本の食品商社と提携し、日本食のレストランなどへ食材の提案を行い、香港やシンガポールなど海外の展示会にも出展して自社の商品をPRしています。また、食品表示の高度化を踏まえ、近年は管理栄養士を重点的に採用し、専門知識を持った人材が営業を担う機会が増えました。おかげで商品提案の説得力が高まっています。

 ―品質管理も徹底していますね。

 安全な食材を届けるために2010年から国際規格ISO22000の認証を取得し、品質管理を徹底しています。その結果、温度管理の基準が厳しい飛行機の機内食やクルーズ船向けの食材も提供できています。

 ―珍味商品にも定評があります。

 当社の看板商品である「莫久来(ばくらい)」は赤ホヤとこのわたの塩辛で、各種メディアにも取り上げられています。今後も伝統の味を守りながら、新たな食の魅力を発信していきます。

 ―新年の抱負をお願いします。

 社員はもちろん、取引先とも深く協力し合う関係性を大切にしていきます。また職場の環境も一層整えて、働きがいのある会社を目指します。