―昨年を振り返って。

 昨年9月から柿の出荷が始まり、病害虫の影響は少なかったですが、猛暑で着色が遅れ、これまで11月いっぱいだった収穫時期も12月まで延びました。秀品率や糖度は高かったです。今後は市場と協議しながら、お歳暮としても販売できないか考えていきたいと思います。また、揖斐郡各町で開かれたフェスティバルでは、組合員や地域の皆さまとのふれあいを大切にしながら、特産品や農畜産物の販売を通して、地域の魅力発信の一助となったと考えております。

 ―現状の課題と注力したい点は。

 食料自給率は全国が38%に対し、岐阜県は20%台にとどまっています。県は、供給力の強化の一環で新たな担い手の確保を目指し、農業参入者となり得る人が小区画の農地でも楽しみながら農業を始められる「アグリパーク」構想を掲げています。当JAとしても、考え方と方向性が一致するところがあります。連携を深め、前向きに取り組んでいきたいです。

 後継者不足については、地域農業者に寄り添い、協議や相談体制を築いていきたいです。子会社のサポートいびは、ドローンなど農作業の省力化を進める機械を活用しており、引き続き農作業の請負や農地管理などで地域に貢献していきます。

 ―米については。

 米は「令和の米騒動」と言われる中、JAの使命として令和7年産米の出荷を積み上げているところです。生産強化においても、高温対策を図りながら、施設の効率活用を見据えて多収品種の導入や主食用米への転換を図っていきたいと考えております。

 ―2026年の抱負は。

 魅力あるJAづくりを進めて、人員確保を図ります。生産規模は現状を維持し、米やお茶、柿を中心に地産地消を基軸にしながら、一部は海外輸出への挑戦を試みたいです。