―新年の市場環境の見通しは。
経済は国家間の対立や米国の関税で不安定な状態が続き、為替や株価に影響が出そうです。電子事業はAI(人工知能)関連が好調で、2027年ごろまで高い需要が続く見通し。セラミック事業はEV化が想定より遅れ内燃機関向け製品の需要が続きそうです。
―生成AI向け需要が急増中です。
昨年10月から量産を開始した大野事業場では26年は半分の稼働を目指し、27年までにフル稼働させる計画です。需要が生産能力を上回っているため、新工場の早期稼働と既存工場の改造で対応します。また、稼働を遅らせている河間事業場は方向性を定め、具体的な計画を策定していきます。
―世界的な企業と協業しています。
半導体は微細化の限界を迎え、チップレット化が進行中です。ICパッケージ基板の大型化と配線層の増加に対応する技術と高い歩留まりが当社の強み。顧客と技術ロードマップを共有し、一歩先を狙って開発を続けています。速やかで確実に量産に入れる点が信頼されています。
―セラミック事業の再構築は。
農機や大型車向けのディーゼルエンジンの需要はインドや中国などで継続が見込まれます。排ガス規制強化によりフィルターの需要もありこれを活用した新製品開発も進行中。既存事業を維持しつつ次の展開に備えています。
―EV電池向け安全部材の展開は。
発火の連鎖を防ぐ断熱材で、本年度国内向けに量産を開始しました。今後は北米・欧州、次いで中国市場への展開を目指しています。
―新年の経営方針は。
当社はBtoBで表に出ない存在ですが、世界のインフラを支える基幹部品を提供しています。地方から世界を支える思いを持って「自立型人財」の育成や企業価値の向上に注力していきます。さまざまな分野での活躍を発信し企業文化の変革を進めていきます。










