―昨年を振り返って。
昨年は、FPP(パパイヤ発酵食品)の2件の特許を新たに取得しました。①FPPの抗酸化・抗炎症・免疫調整といった身体を守る複雑な働きが、Nrf2活性化によるものと解明され、日本国特許として登録。②免疫機能を補う作用から「2型糖尿病患者の治療法」として米国特許として登録。低血糖リスクの予防も期待できます。職業ドライバーやプロスポーツ選手との研究では、疲労の改善効果が科学的に確認され、病気の予防と医療費削減に向け、大きな手応えを得た1年でした。
―高齢者の運転への思いは。
アストンマーティン・レーシングのオフィシャルパートナー20周年を迎え、プロレーサーとの研究成果を応用し、伊豆箱根バスの中高齢ドライバーを対象に名古屋大学と共同研究を実施しました。FPPにより疲労、睡眠の質、身体的ストレス、視野など安全運行に関わる健康指標の改善を認め、福利厚生の一環として健康支援に役立てたいと考えています。成果は、国立大学主催の職業ドライバー支援シンポジウムにて発表し、国際誌への論文投稿も進めています。
また、米国・フロリダ州立大学では、後期高齢者の運転技能維持を目指した臨床研究を開始。地方では運転の有無は生活の基盤、死活問題であり、免許返納後の認知機能低下や老化促進が課題です。老いは避けられませんが、老化の進行を緩やかにすることで、運転寿命を延ばし、安全に末永く運転をしたいという思いに応えていきたい。
―プロスポーツ選手との研究は。
昨年7月から、FC岐阜の選手に試合や練習後のFPPのリカバリー効果を検証し、約9割に風邪予防や体調・疲労改善を認めました。今年は、選手の健康状態をより科学的に解析し、リカバリーを軸に健康支援をしていきます。地域に根差した研究と選手の挑戦を応援できることをうれしく思います。










