-昨年を振り返って。

 2025年3月期は、本業の収益力を示すコア業務純益がリーマン・ショック以降で最高益を更新し、今期もその勢いを持続しています。金利のある世界になって利回りが上がったことに加え、昨年4月に始めたプレミアム定期預金が200億円を超えるなど非常にいいペースです。また、昨年は那加支店を新築リニューアルオープン、可児支店を移転新築オープンすることができ、店舗ネットワークの整備も順調に進んでいます。

 -好調の要因は。

 約10年前に事業性融資に大きくかじを切り、この間に営業力や専門性の向上、さらにスピード感ある融資判断ができるようになりました。融資後の資金トレースを含めた事後フォローも大切にしていることで、与信関連コストを制御できており、26年3月期の上期も引当金の戻入が積み増しを上回り、プラスとなっています。融資と預金のバランスが取れた、自律回転したビジネスモデルがうまくいっています。

 -愛知県に初の支店を開設する。

 23年7月に営業エリアを愛知県北西部に拡大し、愛知での貸出は当初の計画を大きく上回るペースとなっています。非常に強い手応えを感じています。融資で実績が積み上がる中で、預金に関しては店舗の必要性を感じ、6月に一宮市、27年に春日井市に開設します。岐阜県への地域貢献を第一にしながら、培ったノウハウを愛知の事業会社にも提供していきます。岐阜と愛知にまたがる地域金融機関としての存在感を発揮したいと思っています。

 -今年の抱負を。

 地域貢献という最大の命題に向け、変わらずに事業性融資にしっかりと軸足を置き、力強く着実に役割を発揮していきたい。私自身も現場とのコミュニケーションを大切にしながら、職員の先頭に立って謙虚な気持ちで取り組んでいきます。