―今年の重点目標は。

 昨年は、売り上げ・利益ともに上場以来の最高実績を記録し、大きく飛躍した1年となりました。これは、上場による認知度向上に加え、当社の強みである「匠の現場力」による確かな施工品質と、誠実な仕事を積み重ねてきたことが評価され、お客さまからの信頼が一段と高まった結果です。大阪・関西万博をはじめ、ららぽーと安城、三井アウトレットパーク岡崎、強羅花壇富士、岐阜公園岐阜城楽市など、全国で象徴的なプロジェクトを担当することができました。

 今年の重点目標は、従来の景観産業の枠を超え、環境保全を担う「環境創造企業」への進化です。造園技術で美しい景観を整えるだけでなく、人と自然が調和し、心が満たされる空間を生み出すことを使命と捉え、景観づくりを通じて社会課題の解決と企業価値の向上につなげていきます。

 ―事業展開の今後の目標を。

 ランドスケープ事業は、設計事務所やデベロッパーへの企画提案型営業を強化し、高級ホテルやリゾート、大型複合施設など全国規模の案件獲得を進めます。ガーデンエクステリア事業では、積水ハウスさまとの協働が深化し、高価格帯外構工事が増加しています。特に東京では超富裕層案件が広がっているため、人員と体制を強化し、受注から施工までの品質体制をより強固にする考えです。

 ―事業エリアの拡大について。

 国内では福岡営業所を来年の開設を予定しています。海外事業もスピード感を持って挑戦を進め、岐阜造園の技術を世界へ展開してまいります。

 ―今後の方針を。

 当社は2027年に創業100年を迎えます。次の100年に向け、「匠の職人型現場力」を全国に発信し、「その景色は、こころを打つか」という共通の品質基準を掲げ、企業ブランドのさらなる強化に努めてまいります。