-昨年を振り返って。
学長就任から4年目を迎え、これまでの3年間で築いた基盤の上に、次の10年を見据えた準備が進んだ1年でした。最初の3年で良いスタートを切ることができ、制度づくりや研究環境の整備などの土台が固まりました。その総括を踏まえ、強みを再整理し、次の出発点としての基礎固めが進んだ手応えがあります。
-具体的には。
岐阜大が掲げる「ぎふのミ・ラ・イ・エ」構想において、特に強みを発揮できる分野が明確になりました。ライフサイエンス、ものづくり、環境・エネルギーの三つです。
ライフサイエンスでは、糖鎖を中心とした研究が国家プロジェクトの学術部門として最高峰となる事業に採択されており、粛々と基礎データが蓄積されています。
ものづくりでは、航空機製造業界が直面する共通課題を解決するため、ボーイングや川崎重工業などと「持続可能な航空機生産のためのコンソーシアム(CSAP)」が発足しました。さらに、最新のセンシング技術などを活用したスマート金型による次世代型の生産システムの開発が進み、社会実装も始まりました。
環境・エネルギーでは、新しい炭素繊維の開発も進んでおり、新たな展開につながる一歩が踏み出せました。
また国際連携も強めています。国際共同学位プログラム「ジョイント・ディグリープログラム」では、インド唯一の日本の連携校として、さらに強固な教育体系づくりが進みました。
-今年の展望を。
大学を「社会実装大学」へとモデルチェンジし、基礎研究だけでなく、企業や社会が抱える課題を解決する研究にも力を注ぎます。研究成果をスタートアップなどの企業誘致、地域の人口流入につなげ、岐阜の発展に貢献する大学を目指します。










