-2025年を振り返って。

 サッカー面で言えば、点を取られても取り返せるチームになってきたし、最後まで戦う姿勢を見せられる試合が増えてきました。ただ、25年シーズンの前半戦は守備が安定しなかったのが残念です。ピッチ外では、今まではサッカーの延長線上の活動が多かった中、県内各市町村や企業、学校法人とともにさまざまなサービスを展開する地域活性企画「ウェルビーイングプロジェクト」など、経済活動を創出して地域の人々に付加価値を提供できるような、FC岐阜を知らない人にも広く接点を持ってもらえるような活動に取り組んできました。サッカークラブの枠にとどまらない活動は、今後も増やしていきたいと思います。

 -社長就任から4年が経った。

 アカデミーの環境整備や引退選手のクラブスタッフ登用、強化部と連係してFC岐阜が目指すサッカー像をユース世代に落とし込むのに努めてきました。まだ1合目ですが、再現性のあるクラブ・サッカーは構築できつつあります。クラブ経営では、25年1月期決算は4期ぶりに黒字でしたが、選手人件費が多くを占める世界でどうやって売り上げを伸ばすのかを考えないといけません。スタッフの頑張りもあり、コロナ禍前に記録した過去最高の水準に近づいていますが、J1を見据えるならまだまだです。

 -26年はシーズン移行の関係で、4カ月の特別大会を経て同年秋にJリーグが開幕する。

 特別大会はJ2、J3の計40チームが東西南北に分かれて対戦するため、近隣地域から多くの人々に来てもらえるような施策やクラブ間の取り組みができたら面白いですね。25年シーズンの累計観客数は9万人強だったので、特別大会とJ3リーグで計15万人は来てほしい。J2昇格が懸かる26~27年シーズン含め、大事な1年になります。