―最近の新たな事業展開は。

 可児市川合に屋外フットサル場を開設し、放課後等デイサービスの一環として、サッカーなど運動療育を中心とした療育活動「FCボンボジュニア」を立ち上げました。児童指導員は県社会人リーグで活躍する選手も加わり、彼らのセカンドキャリアとしての就労支援も兼ねています。特別な支援が必要な小学生を中心に利用しており、体幹トレーニングや運動療育を行っています。天然芝にしたのは環境への配慮と、思い切り駆け回ってほしいからです。将来的には健常者と障害者が一緒に参加できる夜間サッカークラブの開設も検討しています。

 ―硬式野球ボールを修復する「エコボール活動」も行っていますね。

 B型の就労継続支援として、「さくらサーバントb―team」が行っています。高校や大学などからボールを預かり、縫い直す修復を行っています。手間がかかりますが、選手の汗と涙の結晶であるボールを障害者と健常者の融合で再生するという意義があります。

 ―「令和さくら高等学院」では。

 昨年7月から新1年生に給食の提供を始めました。食わず嫌いや好き嫌いが多い特別な支援が必要な子どもたちの心身のために、食育から見直そうという取り組みで、知る限り通信制サポート校としては全国初です。生徒の9割が不登校経験者で、学校活動を通じて社会性を身につけてほしいと考えています。

 ―そのほかには。

 ハウスクリーニングの企業を、グループにM&Aしました。障害者にお客さんと直接接する仕事を提供しています。下請けではないので、渡す工賃を高くできるメリットがあります。障害者の一般就労を目指す取り組みとして位置づけています。

 ―今後の展望は。

 他社にはない寄り添った環境を、サーバントとしてつくりたいです。