-昨年を振り返って。

 建設業界全体としてはやや冷え込んでいますが、社員の頑張りのおかげで売り上げは前年並みを維持できました。原材料費の高騰はどこも同じ状況なので、大きな影響はありません。

 -主力の製缶・板金製品の動向は。

 物量的には前年より多くこなせるようになってきました。新しい設備を導入した効果が少しずつ出ており、生産性は向上していると感じています。

 -インフラ関連の需要について。

 国土強靭(きょうじん)化の流れもあり、公共工事は今後も必要とされ続けると思います。全体の規模は縮小傾向でも、安定した需要は続くと見込んでいます。

 -昨年秋には社屋を新設しました。

 グループ会社まで集約した新しい事務所を完成させたのは大きな出来事でした。業種はそれぞれ違いますが、同じ空間で働くことで、これまでなかった会話が生まれています。シナジー効果を期待しています。

 -社屋新設の狙いやこだわりは。

 社員全員が顔を合わせて仕事ができる環境をつくりたいと思いました。会社ごとに建物が分かれていましたが、今は全員が同じ空間で働いています。機能性にもこだわり、中央を一段下げて会議スペースを設け、壁を設けずオープンな空間にしました。普段の業務では使わない机や椅子もあえて置き、気軽に集まれる場所にしています。

 -新たに注力していることは。

 ロボットに精通する人材の育成です。システム全体を理解して扱える人材が社内にはまだ少ない。外注に頼らず、自社で考えて動かせる人を育てていきたいと思っています。

 -今年の展望を。

 引き続き人材育成に力を入れます。本業の製缶・板金でも、カーボンニュートラルに対応した設備需要が増えてくると見ています。補助金制度なども活用しながら、必要な設備投資を進めていきたいです。