―昨年6月、社長に就任されました。
90周年という節目の年に歴史ある会社のバトンを継承し、身が引き締まる思いです。その中において印刷業界は、急速に進むペーパーレス化を受け、厳しい状況が続いています。社会やマーケットが激しく変化し、先が見通せないこの時代に、未来に向けて発展の道を切り拓く重責を、あらためて深く心に刻んでいます。お客さまからの要望が多様化する中、商業印刷をコアに幅広い価値創造に努め、印刷を超えた「総合コミュニケーション企業」への変革に努めてまいります。
―新たに行った試みは。
社是と経営理念を時代に即した表現に改訂し、当社初となるコーポレート・パーパスを策定しました。コーポレート・パーパスでは、当社の価値の源を対話(コミュニケーション)と位置づけ、長年培ってきた技術力を生かして、“感動をデザイン”する、ことと定めました。社長就任後、全拠点を回り、直接社員へ私の思いを共有しました。今後、全社一丸となってパーパス経営を推進し、お客さまはもちろん、より深く社会に貢献してまいります。
―今後注力していくことは。
これまで成長事業として取り組んできたIPS(情報処理サービス)事業やパッケージ事業、一昨年に子会社化した株式会社Sincが担うコーポレート・コミュニケーション事業などを中心に、事業を戦略的にマネジメントすることで企業価値の最大化を図るポートフォリオ経営を確立させ、レジリエントな企業を目指します。同時に、新たな幹となる事業変革にも果敢に挑戦していきます。現在、100周年を迎える2035年に向けて、具体的な戦略を示す経営ビジョン「SXーChange2035」を策定中で、今期中に公表する予定です。今後は多様な強みを持つ地域企業との「共創」も視野に入れ、地域に愛されてきた企業としての地域共創に貢献すべきと考えています。










