-昨年4月に十六銀行において個人顧客向けスマートフォンアプリ「じゅうろくアプリ」の提供を始めました。

 おかげさまで約45万ユーザーに登録いただき、初年度50万ユーザー達成に向け順調です。金利競争に頼らずアプリの利便性などで預金を積み上げ、現役世代を中心に幅広い層で取引が拡大しました。振込件数も前年比で毎月伸長しており、日常的な金融取引が十六銀行に集約される流れが定着しつつあります。昨年11月に投信関連機能を追加するなど、今後も順次機能を追加し、サービスを拡充していきます。

 -今年力を入れる取り組みは。

 変革の担い手である「人」への投資を加速させます。地域の人手不足が深刻化する中、成長の鍵は労働力の「量」から「質」への転換にあります。地域企業にとっても賃上げや処遇改善、人材育成は喫緊の課題です。われわれが率先して人への投資を実践し、その姿を発信していくことで、地域の活性化につなげていきます。

 -新本社ビル「16FGオフィス&パーク」が着工しました。

 創立150周年を迎える2027年度に完成予定です。多くの人が集まり交流できるよう、カフェやギャラリー、ベーカリー、ブックストアなどを検討しています。地域の皆さまが気軽に立ち寄れる場として、街のにぎわいを創出していきたいと考えています。

 -最後に今年の抱負を。

 人口が減れば事業所も減り、資金需要も同様に小さくなっていきます。そうした中で、縮むパイを取り合う発想ではなく、どうすれば新たな投資や動きが生まれるかを考えることが重要です。DXや脱炭素への対応、経営承継支援などを通じて、企業が前に踏み出せるきっかけをつくり、結果として需要が拡大していく流れを後押しします。一歩先を行く地域総合金融サービスグループを目指し、全社一丸となって躍動していきます。