―開院から8年です。
地域の皆さまと信頼関係を築き、長く寄り添う歯科でありたいと思っています。私は横浜市出身ですが、都市部の歯科のあり方に疑問を抱いていました。テナントでは階段が多く、足が悪くなれば通院が困難です。「まずバリアフリーにしよう」と病院づくりを始めました。苗木城下の景色が心に響き「しろやま」の名前を取りました。
―地域医療に力を入れてみえます。
高齢の患者さまの無料送迎サービスを行っています。ドライバーを雇い、要望があれば自宅まで個別にお迎えします。訪問診療も毎日行い、私を含む医師とアシスタントで4チームを組織し、外来1、訪問3の体制で運用しています。感謝の声もいただくことで、私自身のやりがいにつながっています。
―予防の大切さを発信していますね。
歯医者にわくわくして来る人は多くありません。悪化する前に初期で見つけ、再発しないよう負担の少ない治療で終わることが大切です。患者さまに一度関わったからには、かかりつけ医としていつでも相談できる存在でありたい。その延長に無料送迎と訪問診療があります。月に1、2回でもメンテナンスで通っていただけるとうれしいです。
―2025年の振り返りと、26年の抱負をお願いします。
地域医療の原点に立ち返りました。人手不足と賃上げで、経営者として厳しい1年だったと思います。スタッフに見合った賃金を払い、患者さまに必要な材料を一切削らず、なんとか当初の目標を達成することができました。
今年注力したいのはオーラルフレイル予防です。食事と発音は人の生きる楽しさを担っています。この機能が低下すると、食べなくなったり、引きこもったりと大きな問題につながります。無料の講演会や訪問を通じ、予防の大切さを広めていきたいです。










