-昨年、社長に就任されました。

 おかげさまで新築、改装ともに業績を伸ばすことができました。特に、かつて当社が新築を手掛けたOB客からの改装依頼が例年以上に増加しました。創業130年の節目を迎え、歴史ある会社を引き継いだ重みをひしひしと感じた1年でした。長年の経験値と社員の企業努力の上に、OB客から信頼をいただけており、感謝の思いです。

 -受注案件の傾向は。

 昨年春以降、省エネや耐震に関する建築基準法の改正、止まらない物価高や金利上昇により、住宅市場、特に新築の受注環境は厳しくなっています。その反面リフォームの受注割合が拡大し、特に多いのが、補助金を対象とした水回り等の改修工事です。130年の実績を強みに、リフォーム分野への特化を進めていきます。もちろん、新築物件も大切にすることに変わりはありません。

 -建築業界は人材不足が深刻です。

 人は宝。人材の確保・育成は重要な課題です。近年、有休・振休の取り方を見直し、労働環境は大きく変化しました。若手社員も増えていますが、現在、社員の代替わり期を迎えており、ベテラン社員の技術と経験値を若手社員へ継承するために全力で取り組んでいきます。

 -課題は。

 近年は遠方のお客さまも増えております。ただ、同時に遠い現場へ出向くことは社員の心身を疲弊させ、緊急対応の際も到着に時間がかかるという課題が浮かんできました。人繰りの難しい時代でもあり、今後は受注エリアを絞り、より地域密着での丁寧な仕事を心掛けていきます。

 -新年の抱負を。

 難易度の高い施工を数多くこなしてきた分、各社員の技術力と経験値はどこにも負けません。社員一丸となって更なる飛躍の年になるよう取り組んでいきます。