岐阜県教育委員会は19日、新型コロナウイルスの感染再拡大時の県立高校での対応について、保健所の判断なしに学校が自宅待機を求める生徒を決定し、陽性判明者らが学級や部活動の20%を超えない場合は学級閉鎖や部活動停止を解除する新基準を策定した。部活動は、学級閉鎖中の生徒でも陰性を確認できれば公式大会に出場できる。
これまでは、学校側が濃厚接触者の候補リストを作成し、保健所が特定した上で「個別の状況」で学級閉鎖や部活動停止を決定していた。新基準では、感染力は強いが、若者の重症化リスクが低いオミクロン株の特性を踏まえて明確化。事実上の濃厚接触者となる「自宅待機要請者」を学校側が独自に決めることで保健所業務の逼迫(ひっぱく)に対応するとともに、部活動や大会への参加の機会を確保した。
県教委は近日中に各学校に通知し、特別支援学校や小中学校でも基準を踏まえて決めていく。公式大会参加の基準は早ければ今週の大会から運用する。
新基準では、陽性者判明後、一時的に学級閉鎖や部活動の停止を行う。学校は、1メートル以内の距離でマスクなしで会話をしたり、向かい合って飲食をしたりした「自宅待機要請者」を学校医らと協議して決定。同じ学級や部活動内で、陽性判明者や自宅待機要請者らが20%を超えるなどの場合は閉鎖や停止を継続する。一方で、20%を超えない場合は解除し、教育活動や部活動を再開する。
部活動では、これまで通り陽性者や濃厚接触者(自宅待機要請者)は参加できない。一方、新基準では、学級閉鎖中の生徒でも、陰性確認ができれば参加を認めることとした。
新基準は、19日に開いた教育推進協議会で承認を得た。古田肇知事は「現在は第7波の入り口にある状態。他分野での議論も踏まえて、取るべき対策を考えていきたい」と述べた。









