教職員に向け文化祭の開催案をプレゼンする酒井滉侑さん(右から2人目)ら=岐阜市長良小山田、岐山高校

 生徒と先生が固いタッグだ。岐阜市長良小山田の岐山高校生徒会と学校が20日、校内運営に生徒たちの声を反映することで合意した。「勉強ばかり」「暗い」と生徒たちの間に漂う沈うつな雰囲気を変えるべく、一体となって改善に乗り出す。

 この動きの第1弾と位置づけるのが、コロナ禍で昨年、一昨年と続けて中止された文化祭、「岐山祭」の9月開催だ。特に昨年は開催に向け準備をしてきた中で急きょ取りやめとなり、気を落とす生徒が多かった。3年生は一度も文化祭を体験しておらず、24クラス中20クラスから開催を望む声が上がっているという。今年は開催の方向で調整を進めている。

 この日、校長の招きで生徒会役員が学校史上初めて定例の教職員会議に出席。将来の夢が政治家という会長の3年生酒井滉侑さん(17)が「学校に笑顔、楽しみをつくると約束して生徒会選挙に立候補し、当選した。文化祭の大成功に向け、先生たちにぜひ力を貸してほしい」と大演説を行い、感染症対策の徹底を誓った。

 文化祭の開催のほか、生徒会は制服の自由化、校則の見直し、紛争で苦境にあるウクライナの募金活動も学校側に提案していくという。職員会議では、制服の自由化に向けたキャンペーン、生徒対象のアンケートなど具体的な案を示し、実現の可能性、落としどころを関係各所で見つけることを確認した。10代の熱意に学校がどう応えるか、注目だ。