撮影時のエピソードを語る信友直子さんら=岐阜市日ノ出町、岐阜シネックス

 認知症患者のいる家族を追ったドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~」の監督信友直子さんが23日、岐阜市日ノ出町の岐阜シネックスでトークショーを行い、撮影時のエピソードを語った。

 映画は、信友さんが監督、撮影、語りを手がけたドキュメンタリー。広島県呉市に住む認知症の母親、90代にして介護を始めた父親を、一人娘の信友さんが追った。今作は、症状を発症してもたくましく生きる2人を追った第1作「ぼけますから、よろしくお願いします。」の続編。症状が進んだ母親が病気で入院し、亡くなるまでを記録した。

 信友さんはどんな時もカメラを向け続けた当時の気持ち、レンズを通して見た2人の間のほほ笑ましいやりとりに触れるなどし、「認知症となった母と諦めずに向き合う姿に父の愛を感じた」と心境を語った。

 岐阜新聞社と岐阜シネックスの共同企画「岐阜新聞映画部」の第61回CINEX映画塾として開催した。大和証券協賛、キネマ旬報社、CCN協力。映画は岐阜シネックスで29日まで上映している。