空襲連の集会で被害が描かれたパネルを掲げる参加者ら=23日午後、東京都台東区

 太平洋戦争の空襲被害者でつくる全国空襲被害者連絡協議会(空襲連)は23日、東京大空襲で大きな被害を受けた浅草寺(東京都台東区)の雷門前で集会を開いた。小雨の降る中、民間人の被害者救済法案の早期成立や戦争反対を訴えるパンフレットを配布。高市政権による武器輸出解禁や改憲に向けた動きへの懸念の声も上がった。

 政府は旧軍人・軍属に恩給などを支払う一方、空襲被害を受けた民間人への補償はない。超党派の国会議員でつくる「空襲議連」が法案をまとめた。

 集会では、東京大空襲で孤児となった中島邦雄さん(91)が発言。「(政府は)武器輸出へと進んでいるが、戦争が起これば私たちのような被害者がまた生まれる」と危機感を示した。