少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は揖斐高校の桒原利樹校長(58)です。2学科8系列・コースという幅広い学びができ、ジビエの新商品開発、地元企業での実習、連携型中高一貫教育校などで地域と深く結びついています。桒原校長は「地域を支える人材を育てている」と強調します。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

揖斐高校=揖斐郡揖斐川町三輪、揖斐高校
 揖斐高校 所在地は揖斐郡揖斐川町三輪。1919(大正8)年、揖斐農林学校として発足した県立全日制高校。普通科(定員60人)と生活デザイン科(同)がある。連携型中高一貫教育校として揖斐川町と連携している。

 ―揖斐高校の特徴は。

 本校には普通科と生活デザイン科がある。普通科はビジネス系、デュアル系、文系、理系の4系列に分かれている。2年生に進級する際に選択する。

 デュアル系は「学びながら働く、働きながら学ぶ」がテーマ。3年生で年20日間、毎週水曜日に提携する地元企業で実習する。

 実習先は製造業や町役場、消防組合、土木業、自動車関連などの事業所。「デュアル実習」という取り組みだ。他校では提携先企業の中から実習先を選ぶことが多いが、本校の特徴は生徒の希望に合わせて事業所をマッチングすることだ。昨年度は実習した生徒6人のうち、5人がそのまま実習先に就職した。1人は実習先の分野をもっと学びたいと大学に進学した。1年間実際に現場で実習することで、就職後のミスマッチを避けられ、定着も期待できる。進路に直結しているのが強みだ。

 桒原利樹(くわばら・としき) 揖斐郡池田町出身、教科は英語。岐阜本巣特別支援学校高等部主事、池田高校教頭などを経て2025年度から現職。

 ―ビジネス系の学びは。...