衆院法務委で答弁する高市首相=10日午後

 高市早苗首相は10日の衆院法務委員会で、自民党総裁選での中傷動画作成疑惑を巡り、作成者とされるIT会社代表男性と公設第1秘書との会話を録音したとされる音声データを秘書に確認したところ「自分の声に似ているように思うが、内容も含め確信を持てない」との回答があったと説明した。

 音声データが秘書の声と一致していれば、男性と首相陣営側に面識があったことを裏付けるものとなり、「面識がない」としていた首相の答弁との整合性が問われる。

 法務委では、中道改革連合の西村智奈美氏が、音声データについて秘書本人のものかどうか調べた結果を説明するよう求めた。首相は、秘書が昨年、信頼できる人から紹介を受けた企業とのグループオンライン会議に参加し、国民の声を広く聞くために検討しているという企画の説明を聞いたと明らかにした。

 男性は共同通信の取材に、知人から首相の秘書を紹介され、総裁選期間中の昨年9月25日に交流サイト(SNS)戦略に関するオンライン会議を開いたと証言している。