カナダ・トロントのピアソン国際空港に駐機するエア・カナダ機=昨年8月(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】カナダ東部オンタリオ州の警察は9日、約17年にわたり必要な資格を取得せず、偽造した資格証を提出して機長を務めた詐欺などの疑いで、同国航空最大手エア・カナダの元機長を1日に逮捕したと発表した。民間機の操縦資格は所持していたが、2009年の機長昇進の際に必要だった上位の資格を取得していなかった。

 元機長はジェフリー・ウォール容疑者(59)。25年に退職している。

 警察によると、25年3月の定期検査で容疑者の操縦士免許の書類に不備が見つかったため、捜査を開始。09年から退職するまで900便以上で機長を務め、290万カナダドル(約3億3千万円)の給与を得ていた疑いがある。