バーベキューを楽しむ人らでにぎわう長良川河川敷=3日午後0時3分、岐阜市長良雄総
河川敷でデイキャンプやバーベキューを楽しむ行楽客=3日午後0時46分、美濃市

 ゴールデンウイーク(GW)中日の3日、長良川の河川敷はバーベキューを楽しむ家族連れらでにぎわった。新型コロナウイルスの感染予防対策で一昨年の行楽シーズンから計3回、岐阜県内の河川敷は閉鎖されたが、今年の大型連休は行動制限がないため、岐阜、美濃市の河川敷には行楽客が詰めかけた。過去にはバーベキューが原因のクラスター(感染者集団)も確認されているが、行楽客からは「野外で対策を取れば気にすることはない」「ウィズコロナの時代は対策しつつ、楽しむのが大切」などの声が上がった。

 この日正午ごろ、岐阜市長良雄総の長良川河川敷は30張りほどのテントが並んだ。バーベキューの煙が立ち上り、香ばしい匂いが漂った。地元の岐阜市長良に住む男性会社員(63)は、子ども2人の家族との計10人で3年ぶりにバーベキューに訪れた。場所取りをするため午前9時ごろにやって来たといい、「こんなに気持ちのいい食事はない。広い河川敷で楽しむバーベキューは格別だ」と満面の笑顔だった。

 市内の男性会社員(40)は家族4人で訪れた。いつもは庭先で楽しんでいたが、河川敷を使えると知り、初めて足を運んだ。夫婦ともに2回のワクチン接種を終えているといい「野外ではあるし、感染対策を取っていればそんなに気にすることはないのでは」と話した。

 美濃市の美濃橋に近い長良川河川敷でも家族連れらがキャンプやバーベキューを楽しんだ。

 愛知県江南市から家族4人で訪れた女性(48)は「ここは場所が広くて快適で、ほぼ毎年来ているが、昨年は閉鎖されていたので残念だった。1年ぶりのバーベキューでリフレッシュできた」と話していた。

 家族や友人らとデイキャンプに訪れた神奈川県茅ケ崎市の男性会社員(45)は「3年ぶりに帰省できたので友人と遊びに来た。ワクチンを接種し、感染対策もしている。ウィズコロナの時代は、対策しつつ、楽しむのが大切だと思う」と話していた。

 県はこれまで対策として3度にわたり河川敷を閉鎖した。今年のGWを前に、バーベキューや宴会といった大人数、長時間の飲食を避けるなど、大型連休の感染防止対策徹底を呼び掛ける愛知、三重県との共同知事メッセージを発表しているが、行動制限がないこともあり閉鎖はしていない。

 昨年のGW後にはバーベキューで感染が広がったクラスターが相次いで確認された。