スペースXのロケット残骸が月面に衝突する前(左)と後に撮影された画像(KARI/KASA/NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】韓国航空宇宙庁は6日、米宇宙企業スペースXが1年半前に打ち上げたロケットの残骸が月面に衝突した地点の画像を公開した。月周回探査機で撮影した。意図しない形でロケット残骸が月面に衝突するのは、中国のロケットが衝突した2022年以来2回目。衝突後に撮影された複数の画像からは、衝突前にはなかった放射状の形状や黒い影が確認できた。

 事前にロケットや人工衛星などの衝突を把握して追跡できた事例は珍しく、米航空宇宙局(NASA)は画像を詳細に解析するなどして今後の月面探査に生かす。

 衝突地点は、地球から見える側と見えない側の境界近くにあるアインシュタイン・クレーター付近。NASAは衝撃により直径約18メートル、深さ約3・7メートルのクレーターができると分析していた。

 ロケットは25年1月、日本の宇宙企業ispace(アイスペース)の月着陸船などを載せ、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。ロケット上段がその後、太陽活動や重力の影響により月面に向かう軌道に入り、今月5日、月面に衝突した。