解禁で入荷した長良川産の天然鮎=12日午前5時51分、岐阜市茜部新所、市中央卸売市場
初競りで次々と競り落とされる長良川産の天然鮎=12日午前6時2分、岐阜市茜部新所、市中央卸売市場

 岐阜地域に初夏の訪れを告げる天然鮎の初競りが12日、岐阜市茜部新所の市中央卸売市場であった。入荷したのはいずれも長良川産で、入荷量が少なかったこともあり、過去10年で最高の1キロ5万円(税別)の最高値がついた。

 長良川漁協管内の漁が解禁した11日が市場の休場日だったため、1日遅れの初競りに。「まだ遡上(そじょう)が少なく、大きさも小さめ」(市場関係者)といい、入荷量は昨年より約16キロ少ない約20キロだった。

 午前6時、約30人の仲買人らが競り台を取り囲む中、サイレンの音とともに競りが始まった。威勢のいい競り声が場内に響き、せいろと呼ばれる木箱に並べられた若鮎が次々と競り落とされていった。

 最高値で競り落とした岐阜市玉宮町の鮮魚店「食べる水族館UOGI」の内藤彰俊さん(41)は「初物が欲しいお客さんから声をかけられていたので、どうしても欲しかった。食べる人たちが笑顔になれば」と話した。最高値の魚は市内の日本料理店に卸すという。