開幕した長良川鵜飼で、総がらみを披露する鵜匠たち=11日午後8時33分、岐阜市の長良川

 1300年以上の歴史を持つ岐阜市の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼が11日、両市を流れる長良川でそれぞれ幕を開けた。新型コロナウイルス感染拡大で過去2年、ともに5月11日の「鵜飼開き」を延期しており、通常日程での開幕は3年ぶり。初夏の清流に鵜飼のかがり火が戻り、待ちわびた乗客が幻想的な伝統漁法に見入った。10月15日まで行われる。

 

 岐阜市では午後8時ごろに幕開けし、6隻の鵜舟が観覧船と並んで川を下る「狩り下り」や、鵜舟が横一列になって一斉に鮎を追い込む「総がらみ」を繰り広げた。

 長良川鵜飼のこの日の乗船客数は、昨年の初日より127人多い382人。予約人数(11日時点)は、昨季の年間乗船客数1万3910人の2倍近くと、コロナ下では最多となっており、関係者の期待は大きい。杉山雅彦鵜匠代表(61)は「これまで皆さんから多くの励ましをもらったので、今度は我々が鵜飼の神髄をお見せする」と話した。