野菜を擬人化した作品約60点を展示する佐藤忠生さん=羽島市竹鼻町、市歴史民俗資料館・映画資料館

 岐阜県羽島市福寿町のグラフィックデザイナー佐藤忠生さん(65)の写真展「夏の畑、やさい語録。」が同市竹鼻町の市歴史民俗資料館・映画資料館のロビー(入場無料)で開かれている。撮影した何気ない野菜の姿を擬人化して言葉を添えたユーモアあふれる作品約60点が並ぶ。29日まで。

 雨で表面の数カ所に水滴が付いたスイカの写真に「多少汗かいてもUVがおちなきゃいいのよ。」の文字。UV(紫外線)カット化粧水を塗っている女性(スイカ)が、汗(水滴)を流す様子を表現した。

 佐藤さんは所有する約5アールの畑で、毎年スイカのほか、トマトやイチゴ、タマネギなど20種ほどの野菜、果物を栽培。生育過程をカメラに収めるようになり、「愛情を込めて育てていると野菜がしゃべっているように見えてきた」と10年前からは撮影した野菜を人に見立て、自分が感じた言葉を添えた作品「やさい語録」を手がけている。

 これまで岐阜市や名古屋市、東京で「やさい語録」の写真展を数回開いている。企業などで手書きポップ広告の講師も務める佐藤さんは「野菜の写真にキャッチフレーズを付ける感じで作品を作る」。写真はあらかじめ文字を入れるスペースを考えて撮影する。

 同じ茎から枝分かれして生えるミニトマトの写真には「家族は枝別れ。でも絆は強い。」と書かれ、大きな花や曲がりくねる茎のズッキーニの姿をジャングルに例えた作品など多様。佐藤さんは「野菜を変わった視点で見てもらい、笑ってほしい」と話した。

 14、15日のいずれも午後2時から、佐藤さんが来館者に手書きメッセージカードを無料でプレゼントする。問い合わせは同館、電話058(391)2234。月曜休館。