灼熱(しゃくねつ)の鈴鹿決戦は試練のレースに―。〝モータースポーツの甲子園〟と呼ばれるFIA―F4の第7戦と第8戦が20~23日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。岐阜県出身の百瀬翔は第7戦が12位、第8戦は7位という結果に終わった。課題としている予選で今回も上位グリッドを獲得できず、抜きにくい鈴鹿のコース特性もあってトップ争いに絡むことができなかった。シーズンの折り返しとなったレースで見えてきた百瀬の課題と現在地は。現地取材で集めた声とともにレースを振り返る。(取材 岐阜新聞・山田雄大)

「スーパーGT」の併催レース、鈴鹿にファン集結

 国内でも屈指の人気を誇る最高峰レース「スーパーGT」の併催レースとして行われるF4。真夏の日差しをものともせず、大勢のモータースポーツファンがサーキットに詰め掛けた。
 22日朝に行われた20分間の予選。百瀬は徐々にタイムを上げていき、2分7秒台に入れる。このまま流れに乗りたかったが、開始10分を過ぎたところでコースアウトした車があり、赤旗が出て中断してしまう。再開後、気持ちを切らさずにタイムアタックに挑み、2分7秒767のベストタイムをマークしたものの12番手まで。セカンドベストは2分7秒905で10番手だった。...