少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は麗澤瑞浪高校(瑞浪市)の藤田知則校長(49)です。ナゴヤドーム60個分という広大な敷地の中で、全国から集まった生徒が助け合い、切磋琢磨しながら学んでいます。学びの中心にあるのは道徳教育で、週1回の授業で学んだことを生活の中で実践することにより、生き方につなげていきます。2026年度には新たに探究学習に重点を置いたアントレプレナーシップコースを開設。アントレプレナーシップは起業家的精神と訳されますが、起業家になることだけを支援するのではなく、自分や周りの人々がこうありたいと願う未来を主体的につくり出していく力を育んでいます。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

麗澤瑞浪高校=瑞浪市稲津町萩原
 麗澤瑞浪高校 所在地は瑞浪市稲津町萩原。全日制普通科の私立高校。中高一貫教育を実施するとともに、高校からの生徒募集も行い、多くの生徒が高校から入学している。寮を備え、硬式テニス部が強化指定部となっているほか、陸上部、ゴルフ部にも強化指定選手が在籍。プロゴルファーも輩出している。

 ―特色は。

 千葉県にある麗澤高校の瑞浪分校として開校してから66年目を迎える。約88万坪の敷地には校舎のほか寮、体育館とグラウンドが各3つ、テニスコート、陶芸施設、さらにはゴルフコースもある。豊かな自然の中でのキャンプ教育も行っており、五感をフルに使って学べる環境となっている。

 全寮制の学校としてスタートし、現在も約半数の生徒が寮で生活している。生徒は東海エリアを中心に全国各地から集まり、海外からの留学生も積極的に受け入れている。

 大本が道徳科学専攻塾であり、道徳教育がすべての基本にある学校だ。全寮制だったのも、日常生活を含めて道徳を実践し、教育理念を具現化できる人材の育成を目指すという考えに基づいている。

 ふじた・とものり 千葉県柏市出身。同市にある麗澤中・高の卒業生で、2002年麗澤瑞浪中・高に赴任。教頭を経て、2020年から現職。専門教科は理科。

 道徳の授業は週1回あり、心の在り方に焦点を当てた質の高い教えを行っている。校長、教頭も含めた全教職員が道徳研修を受け、授業に当たる。学びと実践を繰り返す中で、志高く、他者への共感性を備えた人間への成長を目指している。

 「道徳教育」を軸に、...