船内での慰霊を終え、記者団の取材に応じる黄川田沖縄北方相=30日午前、北海道根室市

 黄川田仁志沖縄北方担当相は30日、北海道根室市を訪れ、北方四島の元島民の先祖や戦没者を慰霊した。ロシアがプーチン大統領の択捉島訪問などで北方領土の実効支配を誇示する中、記者団に「元島民の墓参を早期に実現しなければならない」と決意を表明した。

 当初、船で四島周辺海域まで行く予定だったが、強風の影響で中止した。根室港に停泊した船内で慰霊を実施した。北海道によると、元島民やその家族46人が参加した。黄川田氏は船上の祭壇に献花し、手を合わせた。

 黄川田氏は慰霊後、記者団の取材に応じた。元島民の高齢化を踏まえ、ロシアのウクライナ侵攻以降、途絶えている墓参再開が必要だと語った。