洪水が発生した後の川=30日、ネパール中部ヌワコト郡(AP=共同)

 【カトマンズ共同】ネパールと中国の国境付近で起きた大規模な土石流と洪水で、ネパール災害対策当局は30日夜、9435人が救助されたと発表した。消息を絶った日本人家族5人とは依然、連絡が取れていない。死者はネパールと中国で計804人、行方不明者は計3048人。

 ネパール当局によると、国内の死者は788人。中国では国営通信新華社によると16人。行方不明者はネパールで2502人、中国で546人。犠牲者はさらに増える恐れがある。

 ネパール観光当局によると、救助された外国人は隣国インドや中国、欧米などの計289人。他に5人と連絡が取れている。

 ロイター通信は、被災地から離れたネパール中部チトワン郡で、中国と国境を接し多くの被害が出たラスワ郡から多くの遺体が川を通じて流れ着いたと報じた。身元不明遺体の集団埋葬が29日から始まった。

 日本政府関係者やネパール観光当局によると、不明の日本人5人は大阪の40代夫婦と未成年の子ども3人で「ヤマモト」姓。